「汗水に価値がある」という勘違いは教育が生み出している

プロサラリーマンとして有名な田端信太郎氏の著書「ブランド人になれ」を読みました。

その中で、とても共感できることがありました。

それは「汗水に価値はない」ということです。

田端氏は著書の中で

汗水だとか、つらいだとか、苦しいだとかそれ自体には一切価値はない。一言で言えば、「お客様を喜ばせること」、それだけがブランド人の仕事だ。どんなに苦労したって汗や血や涙を流したって、誰も喜んでいなければ仕事でもなんでもない。

と述べています。僕は、これはブランド人だけではなく、すべての人に言えることなのではないかと思いました。

そもそも、「汗水に価値がある」なんて人はいるのでしょうか?

答えはNOでしょう。

YouTuberのHIKAKINさんの様に、自分が苦労するありのままの姿を見せて成功をしている人もいますが、それはYouTubeに動画を投稿して「見る人を喜ばせている」からです。

しかし、世間一般には「汗水に価値がある」という認識があるように思います。なぜこのような勘違いが生まれてしまったのでしょうか?

 

僕は教育が生み出していると思います。

小学校の時には、漢字ドリルをひたすらやらされます。子供達にしてみると、漢字を覚えることが目的にはならず、ただ穴埋めを続けます。

もう漢字を覚えていても、穴埋めをしなければ怒られるし、まだ漢字を覚えていなくても、穴埋めが終わりさえすれば褒められる。そんな体験をします。

受験期になれば、今の時代ググれば済む知識を一生懸命に暗記します。

暗記をしてテストを受けると、良い点数が取れて、それが成功体験になる。

とにかく一生懸命頑張ること、汗水を流すことが大切だと教育されます。

しかし、「誰かを喜ばせることができるのか」という視点を教わることはありません。

このような教育をしているせいで、メディアは根性の世界をとても美しく演出したコンテンツを制作しますし、大衆もそのコンテンツを大いに好みます。

大人になって、会社から非効率な業務が与えられた時には、「とにかく一生懸命頑張ることが大事」と考えて取り組んでしまい、長時間労働や過労を生み出しています。

どんな仕事も「お客様を喜ばせる」ことで価値が生まれ、収益が発生しているはずです。

「非効率な業務に時間をかけていては、お客様を喜ばせることはできない。業務の必要性の見直しや、効率化をして、もっとお客様を喜ばせるようにしよう」

このような発想が出てくるべきではないでしょうか。

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